卒園アルバムや卒業アルバムの製本にはいくつか種類があります。
中でも大きく材質などが変わるのが「並製本」と「上製本」の違いです。
今回は並製本の特徴と、卒アルで並製本を選ぶ場合の注意点をご紹介します。
並製本の特徴
まず並製本の特徴について一つずつ解説していきましょう。
中身と表紙の紙質
並製本では中身と表紙の紙質は一緒になるのが仕様上の特徴といえます。
卒アルではパンフレットくらいの薄さの紙を使うことが多いでしょう。
また、紙質が比較的薄くなるため軽量で薄く仕上がります。
価格と納期
並製本では表紙と中身で使う紙が一緒という点と、扱う紙が比較的薄めになるということから価格は上製本に比べて安価に仕上がります。
製本工程上、納期も上製本に比べると早く仕上がること多いです。
卒アルで並製本を選ぶ際の注意点
並製本は確かに安価で軽くしあがりお手軽ではありますが、卒業アルバム・卒園アルバムで並製本を選ぶには注意が必要です。
耐久度
一番の問題となるのがやはりこの耐久度です。
上製本にくらべると破れやすく折れ曲がりやすいのはもちろん、湿気などにも弱くしわになることが多いです。
繰り返し開いたりするとすぐにシワになったり湾曲することは多く、手の脂で変色することもあります。
綴じ方式による卒アルの開き方
並製本で作る卒アルは基本的に中綴じが使用されることが多いです。
雑誌などでもつかわれる本の中心にホッチキスのような金具でとめているものです。
この綴じ方だと卒アルを開いたとき中心部分に向かって沈み込んでいくので、見開きの中心部分の写真は当然湾曲し見づらい状態になります。
価格と納期
並製本の価格と納期は非常に優秀です。
しかし、並製本から上製本に変更したいとなった場合に価格と納期に差があることには注意しておく必要があります。
事前にサンプルの取り寄せなどをして自分の作りたい卒アルのイメージと差異がないか確認しておきましょう。